山崎元さんの「資産運用実践講座」がすごく良い

仕事が落ち着いてきて、時間的余裕がある程度確保できるようになってきたため、読書量が急激に増えた。その一方で書籍購入代が・・・。
というわけで、最近読んだ本。


資産運用実践講座I 投資理論と運用計画編

資産運用実践講座I 投資理論と運用計画編

「お金に関する中級のテキストブック」を位置づけて書かれた本。
元々FP向けに書いていた記事をまとめ直して1冊の本にした、というもので、資産運用全般の疑問点に関してFAQ形式で丁寧な解説を与える、といった形式。
投資入門本を5〜6冊読んで、物足りないと感じている人は本書を読むと良いと思う。

タイトルに I とついているので、続編に大いに期待。


新・資本論 僕はお金の正体がわかった (宝島社新書)

新・資本論 僕はお金の正体がわかった (宝島社新書)

読後の印象は「なんだこりゃ」。
ここ何年かで読んだ本の中で久々の大ハズレ本。「資本論」と銘打っていながら、「論」の体をなしていないし、一冊を通して結局何が主張したいのかさっぱり分からない。徹底抗戦 は面白かったんだけどなぁ。完全に期待はずれ。
正直言って、こんな本を出しても単に株が下がるだけだと思うんだけど・・・。堀江氏はいったい何を考えてるんだろう。


なかなか面白かった。全体として実践するにはトップダウン的要素が強すぎるけど、部分的にはボトムアップでも取り入れていけそうな感じ。というか実践しているのもあるなぁ。
残業量をマイナス評価に組み入れる制度は弊社でも是非実現して欲しい。残業って無能の証だと思うんだけどね。残業せざるを得ないような体制を敷いてしまったとしたら、それはやっぱり営業、マネージャーに問題があると考えるべき(これは自戒の意味も込めて)。